2012/12/15 06:36:11
ミルヴァ Milva の歌うアストル・ピアソラ Astor Piazzolla の「忘却」 "Oblivion" 、または「オブリヴィオン」「オブリビオン」)です。ピアソラは1021年アルゼンチン生まれ、ニューヨーク育ち、パリにも住んでいたバンドネオン奏者であり、作曲家ですが、「ブエノスアイレスの四季」「天使の組曲」「リベルタンゴ」などの名曲を残し1992年に他界しました。
この曲はノニーさんが6月10日のラテンのコンサートで歌う予定で、カザンは今楽譜作りをしているところです。この曲のためだけにと言うわけではありませんが、素晴らしいバンドネオンの奏者が共演してくださる事になりました。お楽しみに!
ところでミルヴァの歌はすごいですね。小さな画像で見てもすごい迫力ですから生で聴いたら圧倒されるでしょう。ノニーさんは以前東京でのコンサートでミルヴァのこの曲を聴いて感激し、今回歌いたくなったそうです。

Oblivion Milva 忘却 ミルヴァ

Oblivion 忘却 《宇藤カザン訳》
Lourds, soudain semblent lourds
Les draps de velours de ton lit
Quand j'oublie jusqu'à notre amour...
重い、突然重く感じられる
あなたのベッドのビロードのシーツ
私たちの愛さえも思い出せない時には・・・
Lourds, soudain semblent lourds
Tes bras qui m'entourent déjà dans la nuit
Un bateau part, s'en va quelque part
Les gens se séparent, j'oublie, j'oublie...
重い、突然重く感じられる
夜の闇の中で私に巻き付いたあなたの腕
船は出発し、どこかに行ってしまう
人々は別れ別れに、思い出さない、私は思い出さない・・・
Tard, autre part dans un bar d'acajou
Des violons nous rejouent
Notre mélodie, mais j'oublie...
夜更けに、マホガニー色の酒場の片隅で
再びヴァイオリンが奏でる
私たちのメロディー、けれども私は思い出さない・・・
Tard, on se sépare dansant joue contre joue
Tout devient flou
Et j'oublie, j'oublie...
夜更けに、頬を寄せ合い踊りながら別れゆく
何もかもがぼんやりしてきて
思い出さない、私は思い出さない・・・
Court, le temps semble court
Le compte à rebours d'une nuit
Quand j'oublie jusqu'à notre amour...
短い、時が短く感じられる
一夜の秒読み
私たちの愛さえも思い出せない時には・・・
Court, le temps semble court
Tes doigts qui parcourent ma ligne de vie.
Sans un regard, des amants s'égarent
Sur un quai de gare, j'oublie, j'oublie...
短い、時が短く感じられる
あなたの指は私の体の線をなぞる
駅のプラットフォームで
恋人たちは目を交わさずにはぐれゆく
思い出さない、私は思い出さない・・・

この曲はノニーさんが6月10日のラテンのコンサートで歌う予定で、カザンは今楽譜作りをしているところです。この曲のためだけにと言うわけではありませんが、素晴らしいバンドネオンの奏者が共演してくださる事になりました。お楽しみに!
ところでミルヴァの歌はすごいですね。小さな画像で見てもすごい迫力ですから生で聴いたら圧倒されるでしょう。ノニーさんは以前東京でのコンサートでミルヴァのこの曲を聴いて感激し、今回歌いたくなったそうです。

Oblivion Milva 忘却 ミルヴァ

Oblivion 忘却 《宇藤カザン訳》
Lourds, soudain semblent lourds
Les draps de velours de ton lit
Quand j'oublie jusqu'à notre amour...
重い、突然重く感じられる
あなたのベッドのビロードのシーツ
私たちの愛さえも思い出せない時には・・・
Lourds, soudain semblent lourds
Tes bras qui m'entourent déjà dans la nuit
Un bateau part, s'en va quelque part
Les gens se séparent, j'oublie, j'oublie...
重い、突然重く感じられる
夜の闇の中で私に巻き付いたあなたの腕
船は出発し、どこかに行ってしまう
人々は別れ別れに、思い出さない、私は思い出さない・・・
Tard, autre part dans un bar d'acajou
Des violons nous rejouent
Notre mélodie, mais j'oublie...
夜更けに、マホガニー色の酒場の片隅で
再びヴァイオリンが奏でる
私たちのメロディー、けれども私は思い出さない・・・
Tard, on se sépare dansant joue contre joue
Tout devient flou
Et j'oublie, j'oublie...
夜更けに、頬を寄せ合い踊りながら別れゆく
何もかもがぼんやりしてきて
思い出さない、私は思い出さない・・・
Court, le temps semble court
Le compte à rebours d'une nuit
Quand j'oublie jusqu'à notre amour...
短い、時が短く感じられる
一夜の秒読み
私たちの愛さえも思い出せない時には・・・
Court, le temps semble court
Tes doigts qui parcourent ma ligne de vie.
Sans un regard, des amants s'égarent
Sur un quai de gare, j'oublie, j'oublie...
短い、時が短く感じられる
あなたの指は私の体の線をなぞる
駅のプラットフォームで
恋人たちは目を交わさずにはぐれゆく
思い出さない、私は思い出さない・・・

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Un bateau part s'en va を en bas ton pas s'en va と書いたサイトもあるとのコメントをいただきましたが、その場合はベッドルームが2階にあり、階下であなたの足音が遠ざかるという感じになるでしょう。しかしミルヴァの歌い方だとpartを長く強く歌っているので動詞のように聞こえます。また後半の同じ部分のSans un regard, des amants s'égarentは韻を踏んでいるのでpasになると韻を踏まなくなり、詩の形としておかしいでしょう。
また船の方が象徴的でより詩的に感じられます。
また船の方が象徴的でより詩的に感じられます。
> Un bateau part s'en va を en bas ton pas s'en va と書いたサイトもあるとのコメントをいただきましたが、その場合はベッドルームが2階にあり、階下であなたの足音が遠ざかるという感じになるでしょう。しかしミルヴァの歌い方だとpartを長く強く歌っているので動詞のように聞こえます。また後半の同じ部分のSans un regard, des amants s'égarentは韻を踏んでいるのでpasになると韻を踏まなくなり、詩の形としておかしいでしょう。
> また船の方が象徴的でより詩的に感じられます。
> また船の方が象徴的でより詩的に感じられます。
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