2012/01/19 00:37:22
「ダルマーニュ」 "D’Allemagne" の Allemagne はドイツの国を指し、D = de は英語の of, from に当たる。
パトリシア・カースは1966年にドイツの国境近くのロレーヌ地方で生まれ、父親はフランス人、母親はドイツ人で、カースは子供の頃から歌がうまく、13歳で歌手としてデビューした。
この「ダルマーニュ」 はパトリシア・カースの育った環境から発せられた歌で、一部にドイツ語の歌詞が挿入されている。
ここで歌われる内容は戦争の歴史を踏まえ、ドイツとフランスを分けるライン川、西ドイツと東ドイツを分ける壁を語っているが、その内容を把握するには僕の歴史認識が不足している。

また「リリー・マルレーン」はマレーネ・ディートリッヒが戦場慰問で歌って大ヒットした曲であるが、「リリー・マルレーンよさようなら」は何を意味するのか?
またゲッティンゲンはドイツ中部の大学都市だが、バラの意味も不明です。多分移住を余儀なくされた時にバラの苗を一緒に持ってきたということだと思うが、バルバラの「ゲッティンゲン」でもバラが美しいと歌っているので、バルバラの歌詞を踏まえ、ナチスの迫害を暗示しているのだろうか?

D'Allemagne Patricia Kaas ダルマーニュ パトリシア・カース

D'Allemagne ダルマーニュ
D’Allemagne où j’écoute la pluie en vacances
D’Allemagne où j’entends le rock en silence
D’Allemagne où j’ai des souvenirs d’en face
Où j’ai des souvenirs d’enfance
Leninplatz et Anatole France
ヴァカンスにドイツ側から雨の音が聞こえる
ドイツ側から小さな音でロックが聴こえる
向こう側のドイツには想い出があり
幼年時代の想い出は
レーニン広場とアナトール・フランス広場

D’Allemagne l’histoire passée est une injure
D’Allemagne l’avenir est une aventure
D’Allemagne je connais les sens interdits
Je sais où dorment les fusils
Je sais où s’arrête l’indulgence
ドイツの過去の歴史を封じ込め
ドイツの未来を切り開く
私はドイツの触れて欲しくない恥部を知っている
どこに危険が眠っているかも知っている
私がどこまでを受け入れるべきかも知っている
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が安住の地だろうか

D’Allemagne j’ai des histoires d’amour sincère
Je plane sur des musiques d’Apollinaire
D’Allemagne le romantisme est plus violent
Les violons jouent toujours plus lents
Des valses viennoises ordinaires
ドイツの真摯なの愛の物語を知りつつ
私はアポリネールの音楽に陶酔する
ドイツのロマンティズムはさらに色濃く
ヴァイオリンはウィーンの平凡なワルツを
いつも遅いテンポで奏でる

Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が安住の地だろうか

Ich habe eine kleine Wildblume
Eine Flamme, die zwischen den Wolken blüt
D’Allemagne j’ai une petite fleur dans l’cœur
Qui est comme l’idée du bonheur
Qui va grandir comme un arbre
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
私は小さな野の花を持っている
雲の中に花開く一つの炎
私は心の中にドイツの小さな花を持っている
それは幸せを思う気持ちのように
木のように大きく育ち行く
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が君たちに安心を与えるか
リリー・マルレーンよさようなら
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい

現代的な歌の歌詞は訳すのが難しく、特に社会的、歴史的背景のある歌はその背景を理解するのが困難なので表面的な訳にならざるを得ない。
このパトリシア・カースのライヴは迫力があって素晴らしい。歌に入る前にルフランの部分を挿入している。
写真はベルリンの壁、独仏国境のライン川、ゲッティンゲンの街並み、ゲッティンゲンの噴水です。
パトリシア・カースは1966年にドイツの国境近くのロレーヌ地方で生まれ、父親はフランス人、母親はドイツ人で、カースは子供の頃から歌がうまく、13歳で歌手としてデビューした。
この「ダルマーニュ」 はパトリシア・カースの育った環境から発せられた歌で、一部にドイツ語の歌詞が挿入されている。
ここで歌われる内容は戦争の歴史を踏まえ、ドイツとフランスを分けるライン川、西ドイツと東ドイツを分ける壁を語っているが、その内容を把握するには僕の歴史認識が不足している。

また「リリー・マルレーン」はマレーネ・ディートリッヒが戦場慰問で歌って大ヒットした曲であるが、「リリー・マルレーンよさようなら」は何を意味するのか?
またゲッティンゲンはドイツ中部の大学都市だが、バラの意味も不明です。多分移住を余儀なくされた時にバラの苗を一緒に持ってきたということだと思うが、バルバラの「ゲッティンゲン」でもバラが美しいと歌っているので、バルバラの歌詞を踏まえ、ナチスの迫害を暗示しているのだろうか?

D'Allemagne Patricia Kaas ダルマーニュ パトリシア・カース

D'Allemagne ダルマーニュ
D’Allemagne où j’écoute la pluie en vacances
D’Allemagne où j’entends le rock en silence
D’Allemagne où j’ai des souvenirs d’en face
Où j’ai des souvenirs d’enfance
Leninplatz et Anatole France
ヴァカンスにドイツ側から雨の音が聞こえる
ドイツ側から小さな音でロックが聴こえる
向こう側のドイツには想い出があり
幼年時代の想い出は
レーニン広場とアナトール・フランス広場

D’Allemagne l’histoire passée est une injure
D’Allemagne l’avenir est une aventure
D’Allemagne je connais les sens interdits
Je sais où dorment les fusils
Je sais où s’arrête l’indulgence
ドイツの過去の歴史を封じ込め
ドイツの未来を切り開く
私はドイツの触れて欲しくない恥部を知っている
どこに危険が眠っているかも知っている
私がどこまでを受け入れるべきかも知っている
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が安住の地だろうか

D’Allemagne j’ai des histoires d’amour sincère
Je plane sur des musiques d’Apollinaire
D’Allemagne le romantisme est plus violent
Les violons jouent toujours plus lents
Des valses viennoises ordinaires
ドイツの真摯なの愛の物語を知りつつ
私はアポリネールの音楽に陶酔する
ドイツのロマンティズムはさらに色濃く
ヴァイオリンはウィーンの平凡なワルツを
いつも遅いテンポで奏でる

Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が安住の地だろうか

Ich habe eine kleine Wildblume
Eine Flamme, die zwischen den Wolken blüt
D’Allemagne j’ai une petite fleur dans l’cœur
Qui est comme l’idée du bonheur
Qui va grandir comme un arbre
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
Qui m’accompagnent dans l’autre Allemagne
A l’heure où colombes et vautours s’éloignent
De quel côté du mur, la frontière vous rassure
Auf wiedersehn Lili Marlène
Reparlez-moi des roses de Göttingen
私は小さな野の花を持っている
雲の中に花開く一つの炎
私は心の中にドイツの小さな花を持っている
それは幸せを思う気持ちのように
木のように大きく育ち行く
リリー・マルレーンよさようなら
もう一つのドイツにまで私に連れ添った
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい
鳩と禿鷹が互いに遠ざかる時代にあって
国境の壁のどちら側が君たちに安心を与えるか
リリー・マルレーンよさようなら
ゲッティンゲンのバラの花についてまた話して欲しい

現代的な歌の歌詞は訳すのが難しく、特に社会的、歴史的背景のある歌はその背景を理解するのが困難なので表面的な訳にならざるを得ない。
このパトリシア・カースのライヴは迫力があって素晴らしい。歌に入る前にルフランの部分を挿入している。
写真はベルリンの壁、独仏国境のライン川、ゲッティンゲンの街並み、ゲッティンゲンの噴水です。
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