2011/09/23 05:18:43
Vissi d'arte はプッチーニのオペラ、トスカの中でトスカが第2幕で歌う「歌に生き、恋に生き」だが、オペラの中で最も感動してしまうアリアです。

"Arte" イタリア語のアルテは英語のアート、つまり芸術ですね。だから僕も「アートに生きる」を生涯の目標にしているのだが、まさか62歳になって急に歌いだすとは思わなかった。だから「歌に生き」はいいとしても「恋に生き」は不足しているなぁ・・・まあ、なすがまま、ケセラセラですね。

最初の画像は初演の時のポスター、次はスコアの表紙ですが、初演の舞台スケッチと衣装スケッチがある。
第一幕のサンタンドレア・デラ・ヴァーレ教会

第二幕のパラッツォ・ファルネーゼ

第三幕のカステロ・サンタンジェロ

フローリア・トスカの衣装スケッチ

トスカはストーリーが実にドラマチックに出来ていて、音楽の密度も高く、間違いなくプッチーニの最高傑作でしょう。第3幕で歌われるマリオ・カヴァラドッシの「星は光りぬ」(星はきらめき)の「今までこれほど生命をいとおしく思ったことはない!」・・・・つまり「こんなに若く死にたくない、もっと生きたかった」ということだが、マリオは画家であるから、なおさらいとおしく感じてしまい、ジーンと来てしまう。そして同時に「僕はこんなにも長く生きてしまった」といつも思うのだった。
ドミンゴがカステロ・サンタンジェロの上で歌う。背景にバチカンのサン・ピエトロ大聖堂が見える。パリに住んでいた頃TVで放映されたのを全幕観た。舞台上演ではなく実際の場所で撮影された映画です。
プラシド・ドミンゴの「星は光りぬ」
同じトスカのオペラ映画のキャサリン・マルフィターノの「歌に生き恋に生き」。パラッツォ・ファルネーゼ(ファルネーゼ宮)のスカルピアの執務室が舞台。
Catherine Malfitano - Tosca - Vissi d'arte
キャロル・ヴァネスのトスカも素晴らしい。
Carol Vaness "Vissi d'arte"
トスカ役は何と言ってもマリア・カラスが最高です。彼女の声は美しいだけでなく「絶望と殺意」が感じられ、「歌に生き、恋に生き」をもっとも感動的に歌い上げ、その美貌と相まって世紀の歌姫であることは間違いないでしょう。

パリのデヴュー公演のときのマリア・カラスは初々しさもあって感動的。この演奏会の模様はTVで中継され、カラスの世界デビューとなりました。前半のノルマのアリアなども本当に素晴らしい限りです。
Maria Callas Debut Concert In París 1958
1964年、コヴェントガーデンでのトスカ第2幕全曲、45分かかります。お急ぎの方は下のアリアだけどうぞ。マリア・カラスの最盛期ではないでしょうか。
Puccini, Tosca. Callas,Gobbi - Regia di Zeffirelli. Covent Garden 1964
「歌に生き、恋に生き」のアリア
Maria Callas "Vissi d'arte"
第2幕の最後トスカがスカルピアを殺す場面のカラスの演技がすごい。
Tito Gobbi e Maria Callas nella Tosca di Giacomo Puccini

トスカはスカルピアをテーブルにあったナイフで殺すが、見せ掛けだけの銃殺刑との約束もむなしく、カバラドッシは本当に死んでしまい、悲嘆に暮れたトスカはカステロ・サンタンジェロから身を投げる。

ローマのテヴェレ川のほとりに聳える円形の要塞のようなサンタンジェロ城。

ここははヴァチカン市国と近く、地下の秘密のトンネルで繋がっているらしい。

アンジェロは天使だが、中央に青銅の天使像があるからこの名前が付いた。


"Arte" イタリア語のアルテは英語のアート、つまり芸術ですね。だから僕も「アートに生きる」を生涯の目標にしているのだが、まさか62歳になって急に歌いだすとは思わなかった。だから「歌に生き」はいいとしても「恋に生き」は不足しているなぁ・・・まあ、なすがまま、ケセラセラですね。

最初の画像は初演の時のポスター、次はスコアの表紙ですが、初演の舞台スケッチと衣装スケッチがある。
第一幕のサンタンドレア・デラ・ヴァーレ教会

第二幕のパラッツォ・ファルネーゼ

第三幕のカステロ・サンタンジェロ

フローリア・トスカの衣装スケッチ

トスカはストーリーが実にドラマチックに出来ていて、音楽の密度も高く、間違いなくプッチーニの最高傑作でしょう。第3幕で歌われるマリオ・カヴァラドッシの「星は光りぬ」(星はきらめき)の「今までこれほど生命をいとおしく思ったことはない!」・・・・つまり「こんなに若く死にたくない、もっと生きたかった」ということだが、マリオは画家であるから、なおさらいとおしく感じてしまい、ジーンと来てしまう。そして同時に「僕はこんなにも長く生きてしまった」といつも思うのだった。
ドミンゴがカステロ・サンタンジェロの上で歌う。背景にバチカンのサン・ピエトロ大聖堂が見える。パリに住んでいた頃TVで放映されたのを全幕観た。舞台上演ではなく実際の場所で撮影された映画です。
プラシド・ドミンゴの「星は光りぬ」
同じトスカのオペラ映画のキャサリン・マルフィターノの「歌に生き恋に生き」。パラッツォ・ファルネーゼ(ファルネーゼ宮)のスカルピアの執務室が舞台。
Catherine Malfitano - Tosca - Vissi d'arte
キャロル・ヴァネスのトスカも素晴らしい。
Carol Vaness "Vissi d'arte"
トスカ役は何と言ってもマリア・カラスが最高です。彼女の声は美しいだけでなく「絶望と殺意」が感じられ、「歌に生き、恋に生き」をもっとも感動的に歌い上げ、その美貌と相まって世紀の歌姫であることは間違いないでしょう。

パリのデヴュー公演のときのマリア・カラスは初々しさもあって感動的。この演奏会の模様はTVで中継され、カラスの世界デビューとなりました。前半のノルマのアリアなども本当に素晴らしい限りです。
Maria Callas Debut Concert In París 1958
1964年、コヴェントガーデンでのトスカ第2幕全曲、45分かかります。お急ぎの方は下のアリアだけどうぞ。マリア・カラスの最盛期ではないでしょうか。
Puccini, Tosca. Callas,Gobbi - Regia di Zeffirelli. Covent Garden 1964
「歌に生き、恋に生き」のアリア
Maria Callas "Vissi d'arte"
第2幕の最後トスカがスカルピアを殺す場面のカラスの演技がすごい。
Tito Gobbi e Maria Callas nella Tosca di Giacomo Puccini

トスカはスカルピアをテーブルにあったナイフで殺すが、見せ掛けだけの銃殺刑との約束もむなしく、カバラドッシは本当に死んでしまい、悲嘆に暮れたトスカはカステロ・サンタンジェロから身を投げる。

ローマのテヴェレ川のほとりに聳える円形の要塞のようなサンタンジェロ城。

ここははヴァチカン市国と近く、地下の秘密のトンネルで繋がっているらしい。

アンジェロは天使だが、中央に青銅の天使像があるからこの名前が付いた。
